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執筆者の写真田村陽太

【第132回】社労士事務所があるべき顧問のお客様を獲得する方法(前編)


こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は「社労士事務所があるべき顧問のお客様を獲得する方法(前編)」についてお話します。



弊所は社会保険労務士事務所を開業してから丸4年が経過しました。私は28歳で社労士事務所を開業したため、独立当時は「若さがネックになったらどうしよう?」「知識や経験の量で選ばれなかったらどうしよう?」と顧客を獲得する事のみに必死で視野が狭かったように思います。



その中でも今まで社労士事務所の経営を続けられてきたのは、今現在お付き合いさせて頂いているお客様ありきだと心から感じております。今回はそんなお客様に恵まれてきた弊所として、どんな取り組みを行ってきたかを振り返ってお話ししていきたいと思います。



そして、弊所の今までの取り組みが少しでも本ニュースを読んでくださいました皆様のお役に立つことが出来れば嬉しく思います。




弊所として良いお客様に恵まれるために大事だなと感じている事は



➀積極的な情報発信

②無理な事ははっきりと断る、適宜自己主張する

③助言の質よりもまずは「量」を意識



この3つを考えております。



➀積極的な情報発信



これはもちろん、弊社がどのような事業を行っているかを直接の顧客や同業者、他士業の人に知ってもらうという意味でも重要です。例えば本サンキャリアニュースもそうです。



日々のお仕事で弊所が経験している内容を、日々海外事業を行っている読者や弊社を何かのきっかけで知った方々に読んでもらう事で、より高い次元でかつ深くお客様とコミュニケーションをする事に繋げ、ひいてはお客様のより多くの問題解決を支援したいという意味合いで週1回必ず執筆しております。



また毎週金曜日に配信しているポッドキャストも弊社の情報発信ツールの一つです。社会保険労務士業のイメージは「社会保険手続」や「給与計算」「助成金」等、いわゆるデスクワークのお仕事と思われがちですが、私個人的には、社労士のお仕事は「働く人の感情を理解する」仕事だと思っています。



多種多様な考え方やバックグラウンドで働く従業員さんの気持ちを理解し、一つの実例として知識としてインプットしておく事が、社労士として色々な業種のお客様の雇用に関する問題を取り扱う際に、非常に重要だと感じております。



それはなぜなら人は「感情の生き物」だからです。法律を守る事だけが全てではなく、従業員の気持ちを理解し、真に寄り添う事が労使関係を良くすることに繋がると私個人的には考えております。



私はポッドキャストで多くの素晴らしい方々と対談をする事で、働く事が前向きになるヒントや日々のモチベーション維持の仕方等を学び、それを同じく多くのリスナーさんに伝えていきたいと考えております。



会社には「経営者」と「従業員」という2種類の働く人がいますが、中小企業に関して言えば、経営者か従業員のどちらかが前向きな気持ちで働いてくれていれば、会社は存続してくれると思っています。



そのような前向きに働く経営者と従業員の分母の数を増やしたいという思いでポッドキャスト配信を続けております。こんな形で私は情報発信を続けておりますが、私にとって「積極的な情報発信」がとても重要だと思っているのはもう一つ理由があります。



それは、弊所が社労士業務の代表格である「社会保険手続関連を代行する事務所」とのみ思われたくないという気持ちがあるからです。私たち社会保険労務士にしかできない仕事は他社の社会保険手続を代行したり雇用関係帳簿を整備したりという業務がありますが、開業社労士として登録すれば全国どの社労士でも対応できてしまいます。



新型コロナウイルス蔓延の影響で、お客様に訪問しなくても顧客対応をすることが当たり前になってきている世の中で、自分達の社労士事務所がお客様に提供できる価値を探し求め続け、それを創出していかなければ他の社労士事務所に淘汰されると私個人的には思っております。



自分たちの事務所の存在価値を弊所でも探求し続ける為、そしてより多くのお客様に社労士事務所とパートナーを組んでいく事の重要性を理解してもらうために、弊所は積極的に情報発信を行っています。



本日は「社労士事務所があるべき顧問のお客様を獲得する方法(前編)」についてお話しました。次回は後編をお話いたします。




執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。



社会保険労務士事務所Sun&Careerホームページはこちらです。




インターネットラジオ・ポッドキャスト番組「企業と従業員の働き方を考える 『社労士ラジオ  サニーデーフライデー』」のリンクはこちらです。




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