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  • 執筆者の写真田村陽太

【第140回】日々の社労士業務を行う上で田村が意識している事(後編)



こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は前回の続きで、「日々の社労士業務を行う上で田村が意識している事(後編)」についてお話します。



前回、前々回のおさらいとして、日々、弊所が労務顧問を担当させて頂くお客様からの相談対応をする上で、私が特に意識している事は主に3つあります。



➀お客様との連絡では主にメールやチャットを使う

②お客様に発言、助言を行う上で、理由付けや私個人的な考えを必ず盛り込む

③つじつまが合わない事や分からない事は必ずそのまま放置せず質問する



この3つです。



本日は③をお話していきたいと思います。



普段顧問のお客様とお仕事をさせて頂く中で、様々なお悩みや経営課題についてお問合せ頂きます。例えば、有給休暇の事、時間外労働の事、社会保険の事、就業規則作成の事、給与計算についての事等、従業員の労務・雇用に関する事は基本的に私たち社会保険労務士の業務のテリトリーです。



そんな中で、私はメールや電話等どのツールであっても、お問い合わせを頂いた時は必ず「どのような真意」でお問合せを頂いたかをお客様に質問するようにしております。



たとえ、私がその時に導き出す回答や正解が一つしかなかったとしても、必ず社長様や人事担当者から質問された理由や背景を必ずお聞きしております。そして、私の勝手な安易な考えで「おそらく、前〇〇の事を質問されたから、その延長上の案件での質問だろうな。」というように、あらかじめ決めつけて考えない事を心に決めております。



なぜこのような事を私が意識づけているかというと、一言でいえば、私たち社会保険労務士は労働トラブルを「未然に」防ぐ専門家だからです。どんなに私たちが人事労務について専門的な知識を持っていたとしても、普段従業員さんと一緒に接しているのは経営者様であり、人事担当者の方です。



私たちの事務所で労務顧問をさせて頂いたからといっても、顧問先の経営者の行動や人事担当者の行動・様子をずっと把握し、顧問先に常に適切な助言をするのは難しいです。その為、ある程度事前に経営者や担当者が「どのような感じで人事労務の業務を行っているだろうか」や「最近はどんな考えで社内は動いているのか」等、日々の顧問先の様子の変化を掴んでおくことが労働トラブルを未然に防ぐ為に非常に重要だと考えております。



そのためお客様から問い合わせを頂いた時には、ただ単に質問に答えるのではなく、今まで対応していた解決済み案件の進捗を確認する機会も合わせて質問するようにすることも意識しております。



そのような断片的でも顧問先様が現状直面している課題や問題点のピースを集める事で、顧問先にとって適切な提言や重要なアドバイスが出来ると私は信じております。



私も普段経営者として活動をしていますので重々承知している事が一つあります。それは「経営者は孤独」であるという事です。会社の経営をどう舵を切っていくかを考え、会社経営に対して最終的な責任を負っているのはまさしく経営者です。



よって、従業員や他の経営者にも言えない事をどんな経営者でも抱えていると私は考えております。普段私はお仕事上いろいろな経営者と接してコミュニケーションをとっておりますが、全ての経営に関する話題をありのまま私に話してくれているとは考えておりません。そしてそれは難しいと考えております。



そして特に人事労務の分野については、給与や昇進等の従業員の処遇に関するお話なので、社外の人に詳らかにお話するのが難しい経営課題だと思っております。



そのため、出来るだけ私は、経営者様から今お考えになっているすべての情報を収集できなくても、どのような事を現時点で考えているかを出来るだけ把握出来れば良いなと考えております。



ですので、ただお客様とコミュニケーションを取るだけでなく、その発言の背景や気持ちの裏側を必ず読み取ろうと努力し、つじつまが合わない事や分からない事があった際にはそのまま放置せず、必ずお客様に質問するように心がけております。


そうする事で、会社と従業員、そして遵守すべき法律、この調和を保たなければならない3つのトライアングルを維持しながら、顧問先にベストな提案をすることが出来ると考えております。



本日は「日々の社労士業務を行う上で田村が意識している事(後編)」についてお話しました。普段このような事を考える時間が無くても、私が仕事をやっている時の事を思い出すと、お客様とのやり取りで何を大事にしているか、私の譲れない想いは何かが良く理解する事が出来ました。



今後もこのような感じで引き続き情報発信していきたいと思いますので、これからも楽しみにしていてください。





執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。



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