こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
本日は前回の続きで、「自社の魅力を最大限に発信！会社が取るべき採用戦略③」についてお話していきたいと思います。
前回のおさらいとして、弊社として会社のリアルを伝えるために企業が取り組むべき事として重要と考えるものは大きく以下3つです。
➀自社ホームページ
②自社ブログ
③自社SNS
本日は②から弊社が考える取り組むべきポイントについてお話していきたいと思います。
まずブログとは何かについてを定義したいと思いますが、総務省のHPで分かりやすく定義しているものがありましたので、取り上げたいと思います。
『ブログとは、自分の考えや社会的な出来事に対する意見、物事に対する論評、他のWebサイトに対する情報などを公開するためのWebサイトのことです。』(参照：総務省 国民のための情報セキュリティサイト)
とあります。つまり、これを会社で運営する自社ブログに置き換えますと、「会社で普段行っている実際の事業活動の事や、代表や経営層、広報担当の従業員が日々業務を行う上で考えている事を、世間の人に発表するWEB媒体」となるかと思います。
自社ブログを作成する意義として自社ホームページに置き換えてみます。例えば作成した当時では新しい情報であったり、デザイン的にも最新であったりしたものも、時間が経過するにつれて、顧客にとって目新しいモノでは無くなってしまう事が良くあります。
ただ、日々社内で業務をやっているからには、新しい知識として習得した事やトラブルシューティングとして社内で学習したものが必ずありますよね。それを都度ホームページに最新情報として更新できれば良いのですが、HP制作会社に再度依頼したり、ホームページのサイトの構成をどのように組みなおすか考えるのに時間がかかったりと、なかなか難しいという現状もあります。
そのような問題点や課題をカバーするのが「自社ブログ」だと考えていただければ良いかと思います。
自社ブログに何を記載するかについては、「噓偽りのない会社のリアルの内容」であれば何でも良いと私個人的には思いますが、以下3点を遵守していただくとより良い自社ブログが更新できると思っております。
・アップする日を必ず決める事
・誰がブログをアップするかを必ず決める事
・会社でやるべき業務として時間を確保する事
この3点が重要です。まずアップする日を決めるという事ですが、例えば毎週1回更新するのであれば、「金曜日の18時配信」等のように配信日時を決める事が重要です。
これはなぜすべきかというと、「何を約束したかを明確にするため」です。会社でやるべきだと分かっていても、「いつかやろう、いつかやろう」と先延ばしにしてしまう事は良くあることだと思います。
なぜここまで先延ばしになってしまうかというと、「いつかやろう」は物事をやれたときには目標は達成されますが、やらない間には何の罰も責任もないからです。だからいつまでたってもやらないんですよね。
配信日時を決めてしまえば、少しでも配信日時を遅れてしまえば会社やブログ配信者は「約束」を裏切ってしまう事になります。人間だれしも自分との約束を破ると嫌な気分になるものです。そういった気分にならないためにも、必ず配信できるよう取り組むためにも、自社ブログをアップする日を決める事は重要です。
そして誰がアップするかを決める事も重要です。自社ブログはただアップするだけではなく、文章のクオリティ自体も一定程度必要です。それは第三者に見てもらう上でも重要ですが、自社で良い文章を作り続ける為にも非常に重要です。
あらかじめ配信日時までにゆとりをもたせた上で誰がアップするかを決めておけば、配信内容のクオリティが悪かった事による他の担当者との責任のなすりつけ合いも減り、配信者自身に、ブログ配信の為の強い責任が生まれる為非常に重要です。
そして最後に自社ブログの作成を、「会社でやるべき業務」として時間を確保する事が重要です。はっきり言ってしまいますと、ブログの作成は会社の経営において「やらなくても良い」事です。やらなかったとしても会社の経営が急に傾くなんて事はありません。
ただ、そうなってしまうと自社ブログの配信は続きません。なぜかというと、どうしても日々の業務を最優先してしまうからです。自社ブログを配信する事は会社のリアルを伝えるだけでなく、会社の実情がアーカイブとして残り続ける、いわば「会社が制作した重要な遺作」が残り続けるものと言っても過言ではありません。
「やらなくて良い事だからこそ大事なものである」と心に刻んで、ブログのアップに取り組んで頂けると良いなと私個人的には思います。
今回は以上となります。次回も続編をお話していきたいと思います。
執筆者：田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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