こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
本日は前回の続きで『インターンシップを会社で行う上でのポイントや注意点③』についてお話していきたいと思います。
前回は【インターンシップを行う事でのメリット】として、インターンシップを体験する側と、受け入れる側のメリット双方についてお話しました。
今回は【インターンシップを会社で行う上で重視すべきポイント】をお話していきたいと思います。
【インターンシップを会社で行う上で重視すべきポイント】
インターンシップを会社で行う上で重視すべきポイントをお話していきたいと思います。考えるべきポイントとしては以下が考えられるかと思います。
➀インターンシップの時期や期間はどうするか
②インターンシップを経験させる部署はどうするか
③体験内容や業務内容をどうするか
以上3点が大きく挙げられます。
まず➀ですが、インターンシップを1年の中でどのタイミングで募集し、実際に体験してもらうかを考える事が非常に重要です。それは会社としてインターンシップをどのような目的で行うかによって、インターンシップの実施時期や期間等は変わってくると思います。
ここでは新卒採用の為に生かしていきたい企業様である事を想定して事例をお話いたします。今(2025年卒)の大学生等の新卒採用の流れとしては、3月から企業説明会や企業へのエントリーが始まり、6月からは選考活動→内々定→内定という形で選考活動を進める会社が多いです。
そうした場合、企業へのエントリーが始まる3月より前の段階でインターンシップを終えるスケジュールで組まなければなりません。通年でインターンシップの募集を行っても良いですが、学生への採用活動フォロー等が3月以降繁忙期を迎える中で、インターンシップを体験する学生のフォローも同時並行で行う事は人事部のマンパワー的に難しい所もあります。
その為、新卒採用の目的の為にインターンシップを行う企業は、採用活動とインターンシップどちらも両立して対応できる上記スケジュールで行うのが良いかと個人的には思います。
一方でインターンシップを企業の新製品開発や組織の活性化等の為に利用する会社様は通年で募集して良いかと思います。そうした場合、インターンの対象とする体験者の年齢層で言うと、例えば大学生でしたら1年生や2年生を対象とするのが良いかと思います。
インターンの期間ですが、これはあくまで「体験」という意味合いが強いため、企業が想定するインターン体験者の年齢層に応じて期間を決定していくのが良いかと個人的には思います。
例えば、大学1年生や大学2年生を募集対象とするのであれば、比較的学業等が忙しい4月~7月や10月~1月は避け、8月~9月や2月~3月の長期休暇期間を対象とする事が良いと個人的には思います。
また1か月や2か月等の長期のインターンシップではなく、数日や1週間等の短期集中的なインターンシップもしくは、週1や月1等の比較的学生の融通が利きやすい期間に設定するのが効果的かと思います。
つまりインターンシップを体験する方の潜在的な要望に寄り添い、募集時期や期間を設定する事が個人的には良いかと思います。
本日は『インターンシップを会社で行う上でのポイントや注意点③』についてお話させて頂きました。次回も続編をお話していきたいと思います。
執筆者:田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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