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執筆者の写真田村陽太

【第93回】ローカル企業、日系企業、外資系(欧米系)企業での現地採用比較(前編)


こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は日本を飛び出して海外勤務となった方が、気になる事項の一つである「ローカル企業、日系企業、外資系(欧米系)企業での現地採用比較について(前編)」をお話したいと思います。



このテーマは私の過去回のポッドキャストでも簡単に触れていますので、是非ともご参考までにお聞きくだされば幸いです。



第271回 【対談】海外で働く際の注意点と得られる経験を語る



これから海外で働きたい方が会社勤めをする上で、赴任国の地場ローカル企業で働くか、日系企業の海外現地法人で働くか、はたまた日本以外の第三国の外資系企業で働くかをどのような視点で決めたら良いか分からない事もあるかと思います。



今回は働く人が悩む三大事項である、「やりがい」、「人間関係」、「給与」の観点から私の独断・主観的な個人的視点でお話していきたいと思います。前編は「やりがい」の視点からお話いたします。



【やりがい】について



外資系企業(欧米系)>ローカル企業≧日系企業



基本的には外資系(欧米系)企業は現地採用であっても職種とポスト(肩書)で求人を募集しております。「この業務内容を…このクオリティで…目標達成は〇〇で…」というように支払う給与や昇給等の処遇に対しての明確な判断基準を設けておりますし、会社への明確な貢献度が分かる成果を求めます。



成果に対しての評価より、業務のやり方や頑張り等「プロセス」重視の従来の日本企業と違って、外資系企業はある程度の型を守りさえすれば働く従業員のやり方や価値観等に任せてくれる会社が多いので、自分の頑張り次第でレベルアップ出来るかと思います。




ローカル企業に関しては、赴任国のお国柄や政情、歴史等で大きく異なりますが、一般的に現地人と同様の基準で働かなければならないので、日本人だからという甘えは許されませんし、国によっては働く事は生活する事、給料をもらうことと割り切っている考え方の国もあるので、自身をより高めたい等のキャリアアップを目指すのには難しい場合もあります。



日系企業の現地採用に関しては、会社によっては日本本社の海外駐在員と同様の職責を持たされて日本本社との連絡対応や現地での営業活動の両輪で働く必要がある場合もあります。しかしながら現地国の給与・待遇が適用されてしまうという事もありますし、また、日本人海外駐在員とのコミュニケーションをとったり、指示を仰がなければならなかったりと自分が思うように働く事が出来ないというデメリットもよく聞きます。



今回は「ローカル企業、日系企業、外資系(欧米系)企業での現地採用比較について(前編)」をお話させて頂きました。次回は後編をお送りさせて頂きます。





執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。



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インターネットラジオ・ポッドキャスト番組「企業と従業員の働き方を考える 『社労士ラジオ  サニーデーフライデー』」のリンクはこちらです。




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