【第1回】サンキャリアニュースを開設しました。
- 田村陽太
- 2020年6月7日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年1月24日

こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
私の事務所は、海外駐在員や外国人社員のような、海外ビジネスの戦力として従業員を雇用している日本企業の労務管理や人材育成、人事制度の構築アドバイス等、国際ビジネスを専門としている人事コンサルティング事務所です。
本日は、私がなぜ海外ビジネスを専門とした人事コンサルティングのお仕事をしているか、企業のお悩みを日々聞きながら思う事と、日本の将来の展望を踏まえたうえでお話したいと思います。
日本はますます高齢社会となり、少子化の影響から国内の人口も急激に減ってきています。
今まで国内の市場だけでうまくビジネスを行っていた会社が、人口減による売上の低下を目の当たりにしており、企業が存続するためにはどうしたら良いのか日々模索しながらビジネスに取り組まれています。
これからの将来に限らず、私個人の経験から思う事として、売上を上げるためにやるべきことは簡単に言えば二つしかありません。
①国内の顧客に、商品・サービスを買ってもらう。
②海外の顧客に、商品・サービスを買ってもらう。
これは当たり前だよと思うかもしれませんが、シンプルに言うと、この二つしかありません。
①について、消費者がその商品・サービスを買うのはなぜかと言えば、また二つあって、
①ーA「その商品・サービスを買うのが得だ。」とその購買行動が採算に合うと思って買ってくれるか
①ーB「その商品・サービスを買ったらこんな良い事がある。」と新たな世界を体験できると期待し、夢を見て買ってくれるか
その二点に尽きると思います。
さらに①ーAについて、その商品・サービスを買うのが得だ、自分の採算に合うなと思ってくれるのは、
①ーAA 消費者一人一人が考えている商品に対するイメージに対して、その商品の「価格が安い」と思ってくれるか、
①ーAB 消費者一人一人が考えている商品に対するイメージに対して、その商品の「性能が高い」と思ってくれるか
その二点に尽きます。
①ーAA 価格が安いと思って買ってもらうようにするには、企業側としての努力はあまり必要ありません。必要ないというよりかは「どう努力したらいいか頭で考える」必要がないという事です。なぜならコンペティター(競合他社)の相場を知って価格を安く設定して販売すれば事が足りるからです。
①ーAB 性能が高いと思って買ってもらうようにするには、企業側としての努力は経営方針により、大変なのか、大変ではないかが変化します。
どういう事かいうと、顧客がその商品・サービスを消費する上で、そのスペックが重要だと気付いている場合、製造・開発コストを上げてまでもコンペティターより良いスペック、高い性能を提供しさえすれば良いので、場合によっては企業努力無しに会社の稟議さえ下りれば実行可能できる可能性があるという事です。つまり、その高い性能を提供する事が開発による要因なのか、企業内部の要因なのかによって企業努力が必要かが変わります。
一方で、①ーBについて、その商品・サービスを買ったらこんな良い事があると期待してくれるためには、
①ーBA 消費者自身がイメージできるが実際にその商品・サービスを試したことがないから買ってみたいと思ってくれるか
①ーBB 消費者自身がイメージできないが実際にその商品・サービスを体験してみたいと思ってくれるか
この二つに尽きます。一言でいえば、①ーBAは顕在ニーズ、①ーBBは潜在ニーズ。
今後企業が生き残っていく為には、顧客の顕在ニーズ、潜在ニーズどちらも意識してビジネスを行っていかなければなりません。
長々と説明してしまいましたが、そろそろ文量の都合から、私がなぜ海外ビジネスを専門とした人事コンサルティングのお仕事をしているかの結論を出さなければいけません。
私が海外ビジネスを専門として人事コンサルの仕事をしている理由。それは「ニーズ出しには無数の没になるであろうアイデアを出し続けなければいけないから。」だと私個人的には思います。
これだけじゃ説明が足りないだろうと思う方も沢山いるかと思います。私もまだまだ説明不足だと思いますが、文量の都合でまた次回にまた詳しくその辺の話をしていきたいと思いますので、また次回お楽しみください。その時には②海外の顧客に、商品・サービスを買ってもらうためには?のお話も出来ればと思います。

執筆者:田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。
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