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  • 執筆者の写真田村陽太

【第134回】社労士事務所があるべき顧問のお客様を獲得する方法(後編)



こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は前回からの続編で、「社労士事務所があるべき顧問のお客様を獲得する方法(後編)」についてお話します。前回のおさらいとして、弊所として良いお客様に恵まれるために大事だなと感じている事は



➀積極的な情報発信

②無理な事ははっきりと断る、適宜自己主張する

③助言の質よりもまずは「量」を意識



この3つを考えております。本日は③を解説していきたいと思います。



③助言の質よりもまずは「量」を意識



弊社としていつも事務所内で徹底しているのは、お客様からの問い合わせには即座にレスポンスを行うという事です。お客様が今一番聞きたい内容、知りたい内容に関してベストな回答をすぐに提供する事を意識しております。



反対に言うと、「私達側でボールを抱えない」事を意識しております。100%正しい回答が出来るかわからない状況だったとしても私達事務所のメンバーで分かる「ベスト」な回答を見つけ出し、お客様に提供するという事、つまり「私達で課題や問題を握っておかない」というのを普段の業務で意識しております。



理由としては、人事労務の問題を解決するために行動を促さなければならないのは、何よりも会社であり、お客様だからです。私たちはお客様自身の成長を促すためのボトルネックとなってはいけないですし、心理的ストレスを与えるようなパートナーとは本来なってはいけないはずです。



そのため、お客様が今知りたい事については即座に回答できるよう心がけておりますし、今すぐ回答出来ない場合でも「いつまでだったら回答出来るか」の回答期限を必ずお客様にすぐお伝えするように心がけております。



私自身もこのような経験は沢山ありますが、私が仕事をしていて一番ストレスになる瞬間は、どんなに大変な仕事、どんなに難易度が高い仕事をしているかよりも、「利害関係者とのコミュニケーション」が一番大きいと思っております。



そして、コミュニケーションの問題で一番ストレスになるのは、「いつ相手から求められた答えが返ってくるかが分からない」という事です。



「早く回答が欲しいのだったら、相手に電話すればよいじゃん?」と良く言われますが、本当に急ぎの場合は私でも電話します。でも急ぎの仕事の場合は、私もお客様もお互いに急ぎで仕事をしている認識があるので、電話でプッシュしなくてもお客様は仕事を迅速にしてくれます。



ただ、特にノルマが決まっていない業務に関しては、相手の事業の進捗が分からず、私としては「今のペースだったらここまでやってくれるだろう」と思う事でも全然着手してくれていないという事が良くあります。



ですので、私が必ず意識している事として、

・いますぐに返答できない理由

・返答する場合いつまでに連絡するか

・私が返答(対処)しなければならない内容のおさらい(何を返答すれば良いか)



を必ずお客様に連絡する事です。そうする事でお客様としては、その間に他の業務に対応できますし、私からの回答が返ってくるまでに聞くべきこと、やるべきことの整理をスムーズに行うことが出来るからです。



今の時代インターネットで検索すればある程度自分の知りたいことの情報収集は容易に行うことが出来ますし、私達社労士がいなくても自分達で調べて解決できるような仕組みもいろいろと整ってきました。



そんな中、私たち社労士がお客様に提供できる付加価値は何かと言えば、


・お客様の問いを正しく理解する

・その問いに素早く回答する

・お客様が自走できるように次の行動を促すアドバイスを伝える



事に尽きると考えております。この3つを特に意識して普段の仕事に取り組むよう事務所で意識を共有しております。



またお客様に良く言っている事としては、「自分でしっかり理解していなくても、いつでも聞いて下さい」という事です。



問題がある事は分かっているが、その問題が何故ダメなのか、問題だと分かっているがそれをどう説明したらよいか、それを言語化する事に苦しむという事をお客様から良く聞きます。



そんな時でも電話やメール、チャットどんなツールでも良いので「まずは気軽に相談してほしい」とお客様にお伝えしております。言語化が難しい質問でも、必ず私たちはお客様の意図や質問内容をくみ取って言語化し、会社の課題や問題点を一生懸命解決できるようサポートする事を心がけております。



「何を相談したら良いか分からないな。」と不安に思う時でも、どんな事でも良いのでいつでも弊所に相談して頂ければ嬉しいですし、そして私たちも普段のお客様とのコミュニケーションを努力する事で、気軽に連絡してもらえるような間柄を作っていけるよう事務所内で意識して取り組んでいきたいと思います。



本日は「社労士事務所があるべき顧問のお客様を獲得する方法(後編)」についてお話しました。今回までの3回の連載にわたって普段の事務所の経営で意識している事は何かを整理する事が出来、自分たちの事務所の強みや今後もっと注力していく分野がより明確になり、本当に良かったです。



もしこちらのニュースをご覧のお客様で、弊所の経営方針や経営理念、サービス内容にご興味持たれた方は、労務顧問のご契約等も承っておりますので、ご用命があればいつでもご相談ください。




執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。



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