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  • 代表 田村陽太

【第33回】日本企業が海外駐在員の労務管理を行う上で重要な事(③海外派遣させる対象従業員を選定する)

最終更新: 4月13日



こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は【海外駐在員を派遣するまでの人事部がすべきステップ】の第三段階目、③海外派遣させる対象従業員を選定する上で重要な事をお話致します。




前回のブログでも書きました通り、海外駐在時に任される業務は会社の業種や経営状況等により多岐にわたります。また派遣対象とする従業員の日本本社での部署やこれまでの勤務経験によっても異なってきます。




そして、海外派遣を対象管理職の昇級要件としている場合や社内のグローバル対応や英語化対応等の社内プロジェクトの為の海外駐在の場合は、可能な駐在年数の違いにより、派遣対象とする駐在員も異なってきます。



今回はそのような企業形態やその他要因等で派遣対象とする従業員が変わる場合を除いた、一般的な「海外駐在員として成功するもしくはふさわしい従業員」の選び方の4つのポイントをお伝えしたいと思います。




➀自身の成長に貪欲な人



海外での生活や商習慣は日本と異なり、常に新しい問題やチャレンジングな課題にぶつかる環境です。そのような今までに体験したことがない業務に対しても自身の成長の為に積極的に取り組んでみようとする姿勢や、たとえ失敗しても次の行動に生かそうと考える姿勢が感じられる社員は海外駐在員として選定するのに重要です。



②健康的で気分転換が得意な人



海外での生活は非常にタフです。現地でのマネジメント業務や日本本社とのやり取り等は勿論の事、海外顧客との飲み会や現地の他社の日本人駐在員との交流等、毎日大変忙しい日々を送る事が多いです。



いつの間にか自分のプライベートの時間やリフレッシュできる時間が少なくなり、「休みの日は一日中寝ている事もしばしば。」と海外駐在者からよく聞きます。スポーツや趣味等海外という異国の地でも、その時間は心から熱中できるようなものがある方は海外駐在に向いていると思います。最近の言葉で言うワークライフバランス(仕事と生活の両立)が日本でも出来ている方を海外駐在員として派遣する事も重要かと思います。



③失敗を気にせず、必要以上に落ち込まない人



海外駐在員の業務は日本本社では対応したことが無い業務や、現地社員のマネジメント等の部下の管理業務など、責任の重い業務を任されることが非常に多いです。社歴や職歴を重ねて海外駐在となった方の中には、駐在中に失敗を多く重ねる事で自信を無くしたり、海外駐在のモチベーションが低くなったりする方も良く聞きます。




その為、海外駐在員専門の相談窓口の設置や上司・社内メンター(助言者)が定期的にケアする事も重要ですが、出来れば自身で前向きに解決できる方が海外駐在候補として望ましいです。



日本勤務においても、業務のミスにより上司がその従業員を注意した際に過度に落ち込んでその週はずっと引きずってしまう従業員よりは次の日には良い意味で忘れている従業員の方が向いているかと思います。




④流暢な外国語を話せなくても気にしない人



海外駐在員として英語や現地語が流暢に話せないといけないと思われる方が多いですが、決してそのような事はありません。流暢に話せてしまうと、海外駐在員として重要な日本本社と海外拠点をお互いに配慮するバランス感覚を失ったり、現地語が話せる事により必要以上に現地社員から警戒されたり、不信感を抱かれたりする等を海外駐在経験がある方からよく聞きます。



英語や現地語が話せなくても過度に気にせず、簡単な文章や単語で何とか海外でもコミュニケーションを取ったり、時にはボディーランゲージを使ったりと肩肘張らず対応出来る方が海外駐在員として向いているかと思います。




ご参考までに、以前配信したポッドキャストで、海外駐在での経験談に関してお話しておりますので、是非とも聞いてみてください。



第171回 【対談】東京外国語大学と海外駐在での経験について語る

https://www.srcc-suncareer.com/podcast/episode/2ead27f6/monday




以上で、海外派遣させる対象従業員を選定する上で重要な事をお話しました。次回は海外派遣候補従業員への海外派遣に関する説明・合意の取得について詳しくお話していきたいと思います。


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