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【第306回】『心理的安全性が機能する職場の条件とは?』

  • 執筆者の写真: 田村陽太
    田村陽太
  • 1 日前
  • 読了時間: 5分

こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は「心理的安全性が機能する職場の条件とは?」というテーマでお話ししたいと思います。



最近よく「心理的安全性」という言葉を耳にしますよね。



安心して発言できる環境を作る一つの要素として、多くの企業で意識されるようになってきています。



実際に心理的安全性が高い職場では、例えば、



〇情報共有がしやすい

〇意見が出やすい

〇話の背景や考え方まで共有される



といったメリットがあり、組織としての透明性も高まりやすくなります。




一方で、多くの企業の現場を見ていると、心理的安全性が高いからこそ起きる課題もあると感じています。



今回は、その両面について整理しながら、心理的安全性を機能させる為のポイントを考えてみたいと思います。




心理的安全性が高いことで起こり得ること




心理的安全性が高い環境では、安心して発言や相談ができたり、積極的に組織の為に貢献しようとする意識が従業員に芽生えやすくなったりする為、組織として共有すべき情報量や行動量は確実に増えていきます。



ただ、その一方で、



〇誰かがやってくれるだろう

〇自分が前に出なくても業務上問題ない

〇責任を曖昧にしたままでも許されてしまう



といった状態になってしまう可能性もあります。



表面的には情報共有がされていても、重要な局面では責任を回避する、いわゆるフリーライダーのような動きが従業員から出てしまうケースもあります。



つまり、心理的安全性には、良い職場を作る要素と甘えを生みやすい要素の両方がある

と日々感じています。




心理的安全性を機能させる為の3つのポイント




では、心理的安全性をただの居心地の良さで終わらせず、

組織運営の活力に変えていくにはどうすればよいでしょうか。




私が日々大切だと感じているポイントを3つご紹介します。




① 発言を無下にせず、価値として扱う



社員の発言は、単なる情報として処理するのではなく、

日々経営に活かせるヒントとして捉える事が大切です。



例えば、



〇どこか会社経営に活かせる点はないか

〇今の発言のどの視点が良かったか



を考えながら相手の言葉を受け取る事が非常に重要です。



たとえすぐに活かせる内容でなかったとしても、



「この視点は良かった」

「この考え方は重要」



といった形で、会社としての見解を伝える事が重要です。




一人一人の発言が会社経営上の重要な価値あるものとして扱われる事で、安心して意見が出る環境が維持されます。




② コミュニケーションを双方向にする



心理的安全性は、一方向の発信だけでは成り立ちません。



人は話してみて初めて、相手の考えを理解する事ができます。つまり話すだけの人を一部の人に作るのではなく、組織まんべんなく発言する機会を作る事が重要です。



プライベートであれば、あまり話すのが好きでない人、話が得意でない人が発言しなくても問題ない場面もありますが、仕事においては別です。



業務上必要な事として、組織全体で対話を促す機会を設ける事が重要です。



例えば、



〇定期的なミーティング

〇普段の情報共有の時

〇日常的な業務上のやり取り



こうした場を通じて、どんな社員であっても、何気ない発言も含めて受け止める習慣を作る事。



そして相手にも質問を積極的に行って意見を収集する事が非常に大事です。



何か問題が起きた時に対話をするのではなく、普段から相手の話を受容する風土を作る事が重要です。




③ 信賞必罰を徹底する



心理的安全性を維持する上で、もう一つ重要なのが、社内での評価をしっかりと明確にする事です。




〇良い行動はしっかり評価する

〇良くない行動はきちんと指摘する



これを業務上必要な範囲で社内で徹底する事が大切です。



もし、良くない行動が放置されてしまうと、「頑張っている人よりも、そうでない人の方が得をしているのではないか」という空気が生まれてしまいます。



そうなると、真面目に取り組んでいる人ほど発言しなくなり、

結果的に良い情報が組織に上がってこなくなります。




心理的安全性を維持する為にも、評価の公平性と一貫性は欠かせません。




まとめ|心理的安全性は「安心」と「責任」の両立で成り立つ




心理的安全性は、組織にとって非常に重要な要素です。



ただ、それだけで良い組織になるわけではありません。



〇発言を価値として扱う事

〇双方向のコミュニケーションを作る事

〇評価と責任を明確にする事



こうした要素を意識して社内で取り組んでいく事で、心理的安全性が高い職場は初めて機能していくんだと感じています。



サンキャリアとしても、安心して働ける環境と、責任を持って働ける環境の両方を整えながら、組織作りの支援を行っていきたいと考えています。



本ニュースをご覧になり、人事労務管理に関するご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。





執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。


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