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【第318回】『人材採用で学歴を重視するべきか?』

  • 執筆者の写真: 田村陽太
    田村陽太
  • 21 時間前
  • 読了時間: 5分

こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は「人材採用で学歴を重視するべきか?」というテーマでお話ししたいと思います。




採用活動において、履歴書や職務経歴書から応募者の能力や経験を読み取る事は、とても重要です。



その中で、どの学校を卒業したのか、いわゆる「学歴」をどこまで重視すべきかという話は、採用の場面でよく出てくるテーマだと思います。




結論から言うと、私は、学歴は一定程度重視すべきだと考えています。




ただし、それは単に「偏差値の高い学校を出ているから優秀だ」と判断する為ではありません。



大切なのは、学歴を通じて、その人がどのような環境で学び、何を考え、どのように行動してきたのかを見る事だと思っています。




① 学歴は「課題を理解し、アウトプットする力」を見る材料になる



学校教育では、授業を受け、課題を出され、試験を受け、その結果によって評価されます。




これは社会人の仕事にも似ている部分があります。




会社でも、上司や顧客から依頼を受け、内容を理解し、それを資料や成果物としてアウトプットする事が求められます。




つまり、学校での学習経験や進学の結果は、与えられた課題を理解し、一定の成果として表現する力を見る一つの材料になります。



もちろん、学歴だけでその人の能力がすべて分かるわけではありません。



ただ、会社が「指示されたことを正確に理解し、一定のスピードと品質でこなせる人材」を求めている場合、学歴は一つの参考情報になると思います。




② これから必要なのは「答えがない課題」に向き合う力



一方で、今後の会社に必要な人材は、言われた事を正確にこなすだけの人ではありません。




AIの活用も進み、マニュアル化できる仕事や、答えが決まっている作業は、少しずつ形を変えて職場で活用されていくと思います。



これからより重要になるのは、答えが決まっていない状況で、自分で課題を見つけ、考え、行動する力です。



例えば、




何が問題なのかを自分で考える

その解決の為に必要な情報を集める

一人で難しければ周囲を巻き込む

自分なりの仮説を立てて行動する



こうした力は、単にどの学校を卒業したかだけでは分かりません。




だからこそ、採用面接では「どこの学校を出たか」だけではなく、その学校で何に気づき、何を学ぼうとし、どのように行動したのかを聞く事が大切だと思います。




③ 学歴は「環境をどう活かしたか」を見るために使う




私が採用で学歴を見る時に大切だと思うのは、その人がいた環境そのものよりも、その環境をどう受け止め、どう活かしたかです。



例えば、



その学校でどのような授業を受けたのか

なぜそのゼミや専攻を選んだのか

どのような問題意識を持ったのか

選んだ学校の環境が合わなかった場合、外でどのような行動をしたのか

アルバイトや課外活動を通じて何を学んだのか




こうした話を聞くことで、その人が「与えられた環境の中でどう考え、どう動いた人なのか」が見えてきます。




良い環境を活かして学んだ人もいれば、環境が合わない中で別の場所に学びを求めた人もいます。




どちらが良い悪いではありません。




大切なのは、自分の置かれた環境に対して、受け身ではなく、自分なりに考えて行動してきたかどうかです。




まとめ 学歴そのものより、学歴から何を読み取るか




採用において、学歴は無視すべきものではありません。




ただし、学歴だけでその人の能力を判断するのは危険です。




会社が人材に求めているのが、指示を正確にこなす力なのか?それとも、自分で考えて課題に向き合う力なのか?




求める人材像によって、学歴の見方は当然変わります。





私自身は、学歴を「優劣を判断するもの」としてではなく、その人がどのような環境で、何を考え、どのように行動してきたのかを知る為の入口として見るべきだと考えています。




人材採用で本当に見たいのは、学校名そのものではありません。




その環境の中で、自分で気づき、自分で課題を持ち、自分で行動してきたかどうかです。




サンキャリアとしても、学歴や経歴の表面だけではなく、その人の考え方や行動の背景まで見た採用・人事労務の支援を大切にしていきたいと考えています。

 

 

本ニュースをご覧になり、人事労務管理に関するご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。





執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。


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