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  • 執筆者の写真田村陽太

【第84回】Youtubeゲスト出演放送後記(会社と社長のお金を増やすチャンネル 助成金・社労士の仕事について)




こんにちは。サンキャリア代表の田村です。

あけましておめでとうございます。今年も一年どうぞよろしくお願いします。



今週も前回の続きで、今年の9月に、福岡県福岡市を拠点に海外取引や資金調達が得意な税理士として活動されているオルケスタ税理士法人代表社員の山下久幸さんのYoutube番組「会社と社長のお金を増やすチャンネル」にゲスト出演させて頂きました内容の『人事労務シリーズ4回目 助成金・社労士の仕事について』の放送後記を語っていきたいと思います。



Youtube番組の内容を聞きながら読んでいただけると、より理解が深まると思いますので、下記にリンクを掲載しておきます。



Youtube番組 「会社と社長のお金を増やすチャンネル」

『人事労務シリーズ4回目 助成金・社労士の仕事について』のリンクはこちらです。




◆助成金について


社会保険労務士が扱う「助成金」とは、厚生労働省管轄の助成金とその他公的機関、都、区等独自で行っている「雇用」に関連する助成金を担当する事を主に指します。以下のリンクにて例示のリンクを記載します。



厚生労働省管轄の助成金


https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html


その他公的機関、都、区等独自で行っている「雇用」に関連する助成金(下記以外にも多数あります。)


産業保健関係助成金


東京しごと財団支援事業(助成金等)

https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/joseikin/



経産省管轄の補助金や雇用に関連しない採択件数や金額が予め決まっている「売上向上」「設備導入」等の補助金は社労士で対応しない事が多いです。(上記補助金業務は社労士の独占業務ではなく、税務関係や事業計画書の策定等経営全般に必要な知識が求められる為です。)



つまり、雇用に関係していて要件を満たせば国の予算が尽きない限りもらえる「助成金」の申請を社労士が担当するとお考え頂ければと思います。(補助金と助成金の厳密な違いは以下のリンクをご参考までにご覧ください。)



https://j-net21.smrj.go.jp/qa/financial/Q1339.html



助成金は申請してからいつ頃入金されるかという話ですが、助成金の種類と申請件数によって審査期間が異なります。



申請要件を満たしていれば、

入金が早い助成金(申請件数が少なく審査が早い)で、申請してから3か月程度

入金が遅い助成金(申請件数が多く審査が遅い)で、申請してから6か月から8か月程度



かかる事が多いです。(詳細は管轄の各都道府県労働局にお聞きください。)



助成金の入金金額についても、助成金の種類によって異なりますが、10万円~約100万円と申請要件を満たせば昇給額や従業員数に関わらず一時金としてもらえる助成金や、職場改善にかかった経費に対して2/3で上限200万円等、経費に対する助成として支給されるものもあります。



基本的には雇用保険に加入している従業員を雇用していれば上記助成金を申請できるので、会社の職場環境をこれから良くしたい、従業員に昇給や諸手当の支給の導入を考えている企業様は上記リンクを見てご検討頂ければと思います。詳細な助成金の種類の説明は社会保険労務士が詳しいので、お近くの社労士さんにご相談して頂けたら宜しいかと思います。



◆社労士の仕事について



社労士の仕事は、「他者には出来ない社労士だけの独占業務」と「会社で働く人に関する業務」、「年金に関する業務」の大きく3つに分けられます。



「他者には出来ない社労士だけの独占業務」とは、他社の労働保険や社会保険関係の労務手続きや助成金申請等を代行する業務や、労働者名簿・賃金台帳、出勤簿等の労働諸法令上会社で保管が必要な帳簿書類の作成があります。



「会社で働く人に関する業務」とは、従業員からの相談対応(労務トラブルや産休・育休等のワークライフバランスの相談等)や給与制度設計、部署の業務効率化の提案(配置転換やオペレーション改善)、管理職教育、従業員教育等、経営者が従業員を雇用する上で抱える様々な問題を扱います。



「年金に関する業務」は、老齢年金、障害年金、遺族年金の申請代行や、会社で働きながら年金を受給する上での制度説明や、年金受給を考えた人生プラン設計の相談、在職老齢年金制度と定年制度を考慮した高齢者雇用に関する企業の相談等が挙げられます。



このように業務の種類が多岐にわたる社労士なので、私たち社労士同士でも一人一人、そして事務所ごとに専門分野が大きく異なります。ですので、社労士を依頼する際は「社内で対応出来ない業務は何なのか」「人事労務面で専門的な知識を入れたいのはどの分野か」を絞ってからの方が、より効率の良い社労士の選択が出来ると個人的には思います。



その中でも弊所は主に「海外」に関する人事労務を扱っています。これから海外市場に事業展開をしていきたい、海外からの外国人旅行者のインバウンド需要に対応していきたい企業、そして外国人社員を雇用していきたい等、「グローバル化・国際化を目指していきたい企業」には特に向いているかと思います。弊所の事業にご興味があればまたご相談くだされば幸いです。



本日は、『人事労務シリーズ4回目 助成金・社労士の仕事について』の解説を行いました。今回で「会社と社長のお金を増やすチャンネル」ゲスト出演放送後記はおしまいとなります。



いつもは私が経営者や専門家の方にインタビューをする側なので、今回山下さんから質問される事で、普段頭の中で考えていることをより自身の確固たる思い・信念に整理する事ができ、とても貴重な良い経験を積むことが出来ました。



また自身の考えをアウトプットする事で、説明が言葉足らずであった事や判断に迷う内容に関しても、後から自身で調べたり、勉強したりする事で更なる自身の知識や経験となったので、それもまた良かったなと思いました。



こんな感じのインタビューのご依頼は弊所で積極的に受け付けておりますので、お気軽にお声かけください。今後ともサンキャリアニュースをどうぞよろしくお願いします。



執筆者:田村陽太(社会保険労務士)


産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。


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インターネットラジオ・ポッドキャスト番組「企業と従業員の働き方を考える 『社労士ラジオ  サニーデーフライデー』」のリンクはこちらです。


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