【第266回】『労務管理Q&A~「ポテンシャル採用」と「即戦力採用」で中小企業に向いているのは?①~』
- 田村陽太
- 7月4日
- 読了時間: 3分
更新日:7月10日

こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
本日は『労務管理Q&A~「ポテンシャル採用」と「即戦力採用」で中小企業に向いているのは?①~』についてお話ししたいと思います。
今回からは「ポテンシャル採用」と「即戦力採用」それぞれのメリット・デメリットについてお話しし、そのうえで中小企業にとってどちらが向いているのか、私の考えをお伝えしていきます。
中小企業にとっての採用の重み
人材の採用数が限られ、また資金力にも制約がある中小企業では、1人採用するだけでも大きなコストがかかります。その分、大企業に比べて「1人を採用する上での覚悟や緊張感」は比べものにならないほど重いものです。
そのため中小企業では、
・すぐに戦力となる人を採用すべきか(即戦力採用)
・将来的な成長や自社へのフィット感を重視して採用するか(ポテンシャル採用)
どちらを優先すべきかで悩まれることが多いのではないでしょうか。
ポテンシャル採用のメリット・デメリット
【メリット】
・若手や未経験層を中心に採用するため、自社の経営理念や教育方針をしっかりと根付かせやすい。
・経験を問わない分、採用の間口が広がり、採用できる確率が高まる。
【デメリット】
・若手や未経験者を育てるため、教育に時間やコストがかかる。
・一人前になるまでに時間がかかり、会社への利益貢献までの期間が長くなる。
即戦力採用のメリット・デメリット
【メリット】
・前職までの豊富な業務経験やマネジメント経験があるため、新しい職場でも対応力や自信を持っている。
・これまで数多くのビジネス上の修羅場を経験しており、不測の事態にも対応できる強さがある。
【デメリット】
・経験者はそもそも採用できる母数が少なく、なかなか採用しにくい。
・前職との給与水準との兼ね合いで、自社が提示できる給与が市場相場に見合わず、採用が難航しやすい。
私の考え:中小企業は「ポテンシャル採用」がおすすめ
こうしたメリット・デメリットを踏まえて、従業員数が10人、20人、多くても50人未満の中小企業であれば、ポテンシャル採用を重視すべきだと私は考えています。
その理由として、私が特に重要だと考えているポイントは、以下の3つです。
① OJT中心の教育環境だから、伸びやすい
② 人間関係が大事なため、なじみやすさが重要
③ 経営層との距離が近いからこそ、摩擦が起こりやすい
次回から各項目で重要だと考えているポイントをそれぞれ深掘りしてお話ししていきたいと思います。
本日は『労務管理Q&A~「ポテンシャル採用」と「即戦力採用」で中小企業に向いているのは?①~』についてお話ししました。次回も引き続き、続編をお届けしたいと思います。

執筆者:田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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