【第290回】『仕事ができる人が大切にする3つのコミュニケーションとは?』
- 田村陽太

- 12月19日
- 読了時間: 5分

こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
本日は『仕事ができる人が大切にする3つのコミュニケーションとは?』というテーマでお話ししたいと思います。
私は社労士事務所と株式会社の両方を経営し、経営者・従業員・外部パートナーなど、様々な立場の方と日々仕事をしています。
その中で強く感じるのは、「仕事ができる人ほど、特別なスキルより“基本的な姿勢”を大切にしている」という事です。
今回は、組織で働く上で、そして「この人と仕事をすると助かる」「一緒に進めやすい」と思われる人が自然に意識している3つのポイントをご紹介します。
① 電話等で用件を先に伝える
相手の時間をもらっている事を意識し、どうやったら仕事の流れがスムーズになるかを想像して仕事をする事が重要です。
例えば、電話がかかってきた時には、仕事ができる人ほどまず用件を端的に伝える傾向があります。
例えば、
「〇〇の件で2点確認があります。
一つは、△△を進めて良いかの確認
二つ目は、□□の進捗について
この2点を5分程で相談したいです。」
というように、このように伝えてもらえると、相手はすぐに頭を切り替え、仕事を進めやすくなります。
これは「急かす」事ではなく、相手の時間と集中力を尊重する行為です。
相談される相手としても、「これからどういう相談をされるのか」「どういう気持ちで話を聞けば良いのか」が分かると、相手への話の理解力もぐんと高まるからです。
・どうしたら仕事が早く進むか
・相手はどう話してもらうと助かるか
こうした視点で一歩先回りできる人は、自然と「仕事ができる人」と評価されやすくなります。
② 忙しい時ほど、こまめに連絡を取る
忙しい時ほど、連絡が後回しになりがちです。
ただ、仕事が円滑に進む人ほど、
・「現在ここまで進んでいます」
・「〇日までに対応予定です」
・「念の為進捗確認させてください」
等々、進捗共有とリマインドを行う事は相手への最大限の“配慮”だと思い、短くても定期的な進捗共有を欠かしません。
また、相手へリマインドをする際も、
「何度もすみません。これからの仕事を円滑に進める為に念のため確認させてください。」
と一言添えるだけで、相手への受け取り方は大きく変わります。
大切な姿勢は、
「相手を責めない事、急かさない事、目的を明確にする事。」です。
進捗共有やリマインドは、「管理」ではなく「協力」の為の大事な行動です。
この意識を持っている人は、信頼関係を崩さずに仕事を前に進める事ができると思います。
③ 相手も動いてくれると信じ、やってくれたら感謝する
実際仕事をしていると、相手は「本当にやってくれているかな?」と不安になる事もあるかと思います。
しかし、疑いながら仕事をすると、自分の集中力も下がり、相手との関係性もぎくしゃくします。疑うより、信じた方が仕事は早く進むものだと思います。
仕事ができる人ほど、
・目的をきちんと伝える
・必要な情報を過不足なく相手に伝える
・相手が動きやすい状態を事前に想像して、意識的に整える
そうやって自身が出来る最大限の対応を行ったら、「あとは相手を信じる」という姿勢を取ります。
そうすると、実際に対応してもらえた際に、
「ありがとうございます」
「助かりました」
と自然と感謝の一言を必ず伝えようという気持ちになるからです。
「やってもらって当たり前」ではなく、感謝を言葉にする人ほど、次の仕事もスムーズに進みます。
すなわち、信頼は、感謝の積み重ねで育っていくものだと日々感じます。
まとめ 仕事ができる人は「一緒に働きやすい人」
今回ご紹介した3つは、どれも特別なスキルではありません。
・用件を先に伝え、相手の時間を大切にする
・忙しくても進捗を共有し、仕事を止めない
・相手を信じ、感謝をきちんと伝える
これらを意識するだけで、「この人と仕事をするとやりやすい」と思われる場面は確実に増えます。
社労士事務所として、また会社経営の立場としても、こうした基本的なコミュニケーションが組織の安定と成果に繋がると日々様々な現場を見ていて感じます。
私としても、そしてサンキャリアとしても、これからも「一緒に働きやすいパートナー」であり続ける事を大切にお仕事をしていきたいと思います。
本ニュースをご覧になり、その他人事労務管理に関するご相談・ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡ください。

執筆者:田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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