【第291回】『一緒に仕事をしたいと思われる人の3つの共通点とは?』
- 田村陽太

- 2 日前
- 読了時間: 4分

こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
本日は『一緒に仕事をしたいと思われる人の3つの共通点とは?』というテーマでお話ししたいと思います。
社労士事務所と株式会社の両方を経営し、経営者・従業員・外部パートナーなど、様々な立場の方と関わる中で、「この人と一緒に仕事をしたいな」と感じる人には共通点があると感じています。
それは、スキルや知識よりも仕事への向き合い方・姿勢に表れるものです。
今回は、立場に関わらず、会社経営者・従業員として信頼される為に意識したい3つのポイントをお話ししたいと思います。
① 自分で意思決定をする人、判断を他人任せにしない人
「この人と一緒に仕事をしたいな」と感じる人の共通点としてまず挙げたいのが、「自分で決める姿勢を持っている事」です。
〇周りが良いと言うから従う
〇誰かが決めてくれないと動けない
〇明確なメリットを示されないと判断できない
こうした状態が続くと、周囲は「この人は何を考えているのか分からない」と感じてしまいます。
もちろん、相談する事自体は悪い事ではありません。
大切なのは、
「最終的に自分はこう考えている」
「この理由で、この選択をする」
と、自分の判断軸を持つ事だと思います。
自分で意思決定をする人は、結果に対しても責任を引き受ける覚悟があります。
その姿勢が、自然と信頼に繋がっていくんだと思います。
② 何をしてほしいかや何がしたいかが明確な人、相手に丸投げしない人
仕事の相談を受けていて、「何か良い情報ありませんか?」「とりあえず教えてください」
という言葉に困った経験はありませんか。
目的やゴールが見えない依頼は、相手を疲弊させてしまいます。
「この人と一緒に仕事をしたいな」と感じる人は、
〇何を知りたいのか
〇何を決めたいのか
〇どこまでやってほしいのか
を、完璧でなくても自分でしっかりと言葉にしようとします。
例えば、
「今〇〇で悩んでいて、判断材料が欲しい」
「この点についてあなたの意見を聞きたい」
等々こうした自分なりの一言があるだけで、周囲は力を貸しやすくなります。
相手の時間や思考を尊重する姿勢が、結果として信頼を生むのだと思います。
③ 不満や違和感があれば、直接伝えられる人、逃げずに向き合う人
仕事をしていれば、嫌な事や納得できない事が出てくるのは自然な事です。
「この人と一緒に仕事をしたくないな」と感じるのは、
〇本人には言わず、第三者に不満を言わせる
〇自分で改善・修正できる余地を考えようとしない
〇議論する前に別の選択肢へ逃げてしまう
こうした行動が積み重なった時です。
一方、「この人と一緒に仕事をしたい」と感じる人は、
〇自分が対応できる範囲をまず考える
〇必要であれば当事者と直接話す
〇感情ではなく、事実と改善点を伝える
という姿勢を取ります。
当事者に直接伝える事は勇気が要ります。
しかし、向き合おうとする姿勢そのものが、「この人は誠実だ」という評価に繋がります。
まとめ 信頼は「姿勢の積み重ね」で出来ていく
今回ご紹介した3つは、どれも特別な能力の話ではありません。
〇自分で意思決定をする
〇何を求めているかを明確にする
〇違和感から逃げず、直接向き合う
これらを意識するだけで、「この人と一緒に仕事をしたいな」と思われる場面は確実に増えていきます。
社労士として、また経営者として感じるのは、信頼は一度で得るものではなく、日々の姿勢で積み重なるものだという事です。
サンキャリアとしても、そして私としても、立場に関係なく信頼される関係づくりを大切にしながら、仕事に向き合っていきたいと思います。
本ニュースをご覧になり、その他人事労務管理に関するご相談・ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡ください。
今年も大変お世話になりました。また来年もサンキャリアニュースをよろしくお願いいたします。

執筆者:田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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