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  • 執筆者の写真田村陽太

【第144回】弊社のポッドキャストプロデュース業について④



こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は、弊社が行っているポッドキャスト事業で私自身が意識している事、大事にしている事についてお話していきたいと思います。



まず結論から申し上げますと、3つございます。



➀配信者自身の性格、人柄に合わせた番組構成を考える

②配信者自身が楽しむ事+リスナーが楽しいと思える番組を作る事、双方を意識する

③途中離脱せず定期的に継続配信できるよう全力で精神的、体力的なサポートを行う



以上の3点となります。



まず①ですが、これはどういう事かというと「身の丈に合った、その人らしい番組」作りのサポートに徹するという事です。



私も自身の番組「サニーデーフライデー」を配信していて気付いたのですが、ポッドキャストのパーソナリティーと言っても、私は一般にラジオ局で看板番組を持ち、話が上手な名物「ラジオDJ」よりもMCやインタビュアー等を中心に行う「ラジオアナウンサー」的な役割の方が得意であるという事です。



具体的に言いますと、自分語りでフリートークをするよりも対談相手やゲストの方がお話した内容をまとめて自然な流れで次のお話に誘導していく方が得意であるという事です。



最初のうちは、ラジオDJのような話し口調で途中でつかえず流暢にお話しできる事が善と思い、最初は練習していましたが、なかなかうまく行きませんでした。そこでハッと気付いたのです。私の話しぶりの良いところは、「言葉を慎重に選んで、自分でじっくり考えた事を丁寧に相手に伝える事」であるという事です。



私の番組を聞いてくれた方から「田村さんは良い人そうなのがすごく伝わってくる」「田村さんからメッセージをもらうと勇気づけられる」というようなコメントを頂くようになったことも私がポジティブになれたきっかけでもあります。



自分のウィークポイント、マイナスだと思っていたことは、実は「相手の事を真剣に考えて発言してくれる人だ」と、人によってはプラスに捉えてくれる方もいるのだなというのが、良い意味で衝撃的でした。



脱線しましたが、このような私の経験から普段意識している事は、配信者自身の性格、人柄をしっかりと理解し、配信者ごとに得意なテーマに誘導したり、また話しやすい雰囲気作りを行ったりする事です。



そして番組を配信開始する前には必ずその配信者の人となりや大事にしている事等の概観もつかんでおき、番組配信中のカンペ出しや収録後の音声編集においても、配信者の方が喜んでくれる対応を行っていく事を日々意識しております。



ポッドキャストはYouTubeと比較して、「音声」だけを伝えるメディアなので、配信者の気分や調子、感情の機微等がリスナーに非常に伝わりやすいです。いつも「ご機嫌に」「気持ちよく」配信してもらえるよう、配信者が無理しない形で配信活動できるように日々サポートしております。



次に②ですが、まずは配信者自身が楽しんでもらうことを目標に、収録時の場づくりを一生懸命行う事を普段意識しております。例えばリアル収録で配信者の皆さんが話している際にカンペ出しやタイムキーパーをしている時も、配信者の話を真剣に聞き、笑顔で相づちを打ったりすることを意識しております。



また、配信者が話している最中に思いついたアイデアで、即座に思い出せないものであっても、即座に調べてカンペを見せる等配信者の皆さんが話す事にストレスを感じない環境づくりを一生懸命行うように努力しております。



こうする事で「どんな話題を振っても面白いテーマに拾い上げてくれる」という配信者への安心感につながり、配信者自身が心から収録を楽しむ事に繋がると私個人的には思っております。



ですが、配信者が楽しむだけでは良いポッドキャスト番組を継続的に配信する為には少し不十分だと思っております。なぜなら良いコンテンツだとしても、それを聞いてくれる人、価値判断してくれる人がいてこそ、そのポッドキャストが「良い」ものだと人から評価されるからです。



そういった背景から、私は日々リスナーが楽しいと思える番組を作る事を意識しておりますが、それをより心がけるために私がポッドキャストプロデュースでやるべき役割は「空いたジグソーパズルを埋めるお手伝いをする」事だと思っております。



配信者の専門性や好きな事を収録中に思い切り話してくれることは面白い番組を作る為にもちろん大事ですが、話が盛り上がりすぎて話題が一方のテーマに偏ってしまう事があります。



収録している配信者にとっては盛り上がり、話すのが快い場だったとしても、聞いているリスナーとしては「その話題をいつまで引っ張るんだよ」「こっちの話題も聞いてみたいな」というように飽きてしまう事も多いと聞きます。(ポッドキャストヘビーユーザーの私は特にそう感じる事が多いです。)



例えて言うならば、配信者が思い思いに理想的なポッドキャスト番組という「ジグソーパズル」を完成させていく中で、弊社としては埋まっていないピースを即座に見つけ、そのピースを配信者の手で埋めてもらえるようパスを出し、パズルの完成を目指す事を常に意識しております。



そうする事で番組の中でのテーマの偏りを無くし、あらゆるテーマに触れて収録できることで、多くのリスナーの皆様の興味や関心に刺さる番組を作る事が出来ます。そんな「バランスの良い」ポッドキャスト番組作りをこれからも常に意識していきたいなと思います。



本日は以上となります。次回も続編で、ポッドキャスト事業で私自身が意識している事、大事にしている事についてお話をしていきたいと思います。




執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。



社会保険労務士事務所Sun&Careerホームページはこちらです。




インターネットラジオ・ポッドキャスト番組「企業と従業員の働き方を考える 『社労士ラジオ  サニーデーフライデー』」のリンクはこちらです。




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