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【第286回】『社労士等のコンサルタントの仕事をする人に必要な姿勢は何か?』

  • 執筆者の写真: 田村陽太
    田村陽太
  • 3 分前
  • 読了時間: 5分
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こんにちは。サンキャリア代表の田村です。



本日は『社労士等のコンサルタントの仕事をする人に必要な姿勢は何か?』というテーマでお話ししたいと思います。



社労士事務所を運営していると、若手スタッフやこれから社労士を目指す方から「コンサルタントとして一番大事な姿勢は何ですか?」とよく聞かれます。



知識・経験・実務力等もちろんどれも必要ですが、私はそれ以上に「どんな姿勢で仕事をするか」が、コンサルの価値を決めると感じています。



今日は私自身が最も大事にしている3つの姿勢を紹介します。




① 叩くより叩かれる人生であれ



コンサルタントは、アドバイスする側の仕事です。そして、社労士は「無形」のサービスを扱う仕事です。



だからこそ私は、「叩かれる側に立ち続ける事」を大切にしています。



これはどういうことかというと、アドバイスだけして安全地帯にいるコンサルタントほど、

クライアントとの「対等性」を失ってしまうからです。



無形を扱うコンサルが対等でいられるのは、自分も挑戦し、有形の価値を生み出し、批評される側に立っている時だけだと私は思います。



例えば、


〇新しいサービスを作る


〇ブログや音声を公開して評価される世界に出る


〇会社・事務所運営で判断して叩かれる立場になる



こうした「挑戦と批評の場」に身を置いていると、クライアントからアドバイスを求められる時に、相手の緊張感や恐さが、同じ温度で理解できるのです。



つまり、叩かれる側に立ち続ける事は、「コンサルとしての感覚を失わない」ための必須条件だと私は思っています。



アドバイスする側でありながら、同時にアドバイスされる側にも回り続ける事。

それがコンサルの誠実さであり、対等性だと私は考えています。




② 事前準備を大事にする



専門家としてアドバイスをするとき、「当日の面談での言葉」よりも大事なのは、事前の準備だと私は思います。



私は初めて会うクライアントほど徹底的に調べます。



〇会社の沿革や事業内容


〇代表者のインタビュー記事


〇採用ページや求人票


〇従業員数や組織の変遷


〇その企業が今までどんな努力をしてきたか



ここまで調べていると、「御社の○○の取り組み、素晴らしいですね」

という言葉が自然に出てきます。



そして、人は自分の努力を理解してくれた相手からのアドバイスを受け入れます。



だから私は、①調べる → ②褒める → ③尊重してアドバイスする

という順番をとても大切にしています。



準備不足のまま正論を言えば、それはアドバイスではなく「押しつけ」です。



社労士等のコンサルタントは「正しいことを言う人」ではなく、相手に届く形に翻訳して伝える専門家なのだと思います。



③ 相手に好かれる為に興味関心を持ち続ける



最後に、コンサルタントとして忘れてはいけない姿勢があります。



それは、相手に興味を持ち続ける事です。



これは「媚びる」という意味ではありません。相手の価値観や事業、苦労、それまでの背景、人柄に対して、本気で興味を持つという事です。



〇この経営者(担当者)は何を大切にしているのか


〇何を恐れているのか


〇過去にどんな経験をして今の判断軸ができたのか


〇どんな未来を信じているのか



これらを知ろうとしないままアドバイスすれば、どれだけ正しくても「上から目線のコンサルタント」にしかならないと私は思います。



逆に、興味を持って話を聞き続けていると、驚くほどスムーズに本音を語ってくれるようになります。



私はいつも「興味の量が、アドバイスの質を決めるんだ」と思っています。




【まとめ】コンサルタントの価値は「知識」より「在り方」で決まる



社労士・コンサルタントにとって最も重要なのは、スキルや資格よりも“姿勢”だと思います。



〇叩かれる側に立つ覚悟を持つ

〇事前準備を徹底し、理解→尊重→アドバイスの順で向き合う

〇相手に興味を持ち続け、好かれる関係を築く



この3つが揃うと、クライアントとの距離が一気に縮まり、“信頼されるコンサルタント”として長くお客様から求められるようになります。



サンキャリアとしても、そして私としてもアドバイスする側でありながら、常に挑戦し、

「叩かれる側に立つ姿勢」を忘れずに仕事をしていきたいと思います。



本日は『社労士等のコンサルタントの仕事をする人に必要な姿勢は何か?』についてお話しました。



本ニュースをご覧になり、その他人事労務管理に関するご相談・ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡ください。



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執筆者:田村陽太(社会保険労務士)



産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。



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